今回のラオスモニター(税金の使い道の監視)中の最大事業で、日本ラオス友好のシンボルであると共に「マスコミのODA批判」の象徴でもあり今後とも議論の分かれる事業でもあります。
しかし現実にラオス経済に貴重な外貨をもたらし続けており、この国ではこの電力を使える産業は無いとの意見もあるが、このことは逆に「ラオス開発の隠れた資源」との見方もあるのではないでしょうか。
首都ビエンチャンからラオスの古都ルアンパバーンへの航空機での移動の際は琵琶湖の半分以上の広さがちょうど「孔雀が羽をひろげた」ようにも見えたし、その広大な湖が僅か468mのダムで出現し、貯水効率では世界第2位(注)という日本の建設技術に敬服するばかりでした。
尚この湖から首都ビエンチャン特別市の魚類消費の約6割が賄えているそうです。(注2)
(注1)ダムの堤体積と貯水池の容量比で、世界1はザンビアのカリバダムだそうです。
(注2)当ラオス班の通訳ポーンケオ氏の話。
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