IMCO Junior の蓋を開けた時、火花が飛ばないとか、ヤスリが回らない(回っても頼りない)ような場合は、以下の調整を試みて下さい。 但し、調整の責任はご自身にあります。 万一、どのような結果になっても責任は負いかねます。


蓋を開けても火花が飛ばない理由は次のことが考えられる。

石を押し上げているスプリングのへたり。
ジュニアの発火方法は、蓋を開けた時蓋の動きに同調してディスクが回転し、このディスク(歯付き座金のような物)の歯がヤスリにちゃんと噛み合っていることによりヤスリも回転するようになっている。 もし、蓋・ディスク・ヤスリの噛み合いが悪くなると蓋を開けてもヤスリが回らないか、回っても石を擦る時に空転して強い火花を出せなくなる。
ヤスリ自体の寿命。(殆どあり得ないと思うけど。)

調整方法

1.の場合は適当なスプリングを見つけるか、スプリングを外して伸ばしてみる。
3.は買い換えた方が良さそうですね。
ここでは2の場合について説明します。

蓋を開けると写真のように、蓋の下部分(蔦の開閉を制御しているバネを止めている辺り)がディスクとヤスリを挟んでいるのが分かると思います。 これは、蓋を閉めた状態で後ろから見ても分かりますね。
蓋を開けた状態で、このヤスリやディスクを挟んでいる蓋の部分にマイナスドライバー等を突っ込んで蓋を内側(ヤスリ側)に押さえつけるようにする。 この時、ライターのボディーが変形しないよう、ボディーのバーナー部辺り、または蓋を止めているピンの部分を両側から指でしっかり押さえておくこと。 同じ作業を反対側からもする。
もしやりにくい場合は、
蓋に付いているバネを外すか、蓋の先端部両側(バネを止めている穴辺り)に先の細いラジオペンチをかけ、軽く締め付ける。 この場合、締めすぎると蓋の開閉が出来なくなるので、、そうなったら、ピンの辺りにマイナスドライバーを差したまま、ラジオペンチで蓋の先(バネを止めている穴の当たり)を元の方向に少し曲げ戻す。

以上の作業は、蓋を閉めた状態で後ろ側からも出来ますが、自分のし易い方法でやれば良いと思います。
このライターはふにゃふにゃのブリキ製なので、やり過ぎるとボディーが変形して、ギクシャクしたカンジになりますから、その辺の力加減には注意して下さい。 もっとも、そうなっても、修正は簡単に出来そうですが・・・・・・・
要するに、ヤスリとディスクを蓋でしっかりと挟み込んで(締め付けて)やって、それで、ちゃんと蓋の開閉が出来れば良いだけのことです。 
僕のライターはこの方法で、しっかり火花を飛ばして快調に点火しています。

くれぐれも、万一、この作業でライターを壊しても、僕は責任を負いませんのでご了承の程お願いします。