IMCO−IFAの使い方

1.一般的な使い方  
Ifaに鎖か紐を付け、その先端にクリップかナスカンを取り付ける。
このクリップかナスカンをズボンのベルト通しなどに引っかけ、普段はポケットに入れる。
火を点ける時は、ライターを自分の口元のタバコの方に移動させると、Ifaの本体は鎖か紐に引っ張られので、自動的にスライドが行われて、バーナーカバーが開く。

これは、第一次大戦時、腕を負傷した兵士が片手でライターを扱えるようにするために考えられた方法だそうだ。 確かにこの方法だと、ポケットからライターを取り出し、普通にライターを口元に持ってくるだけでバーナーカバーは開く。 
消火の時は、ライターの底を自分の太ももなどに押し当てる(ライター本体を押し込む)だけでOKなので、一連の作業が片手で出来る訳だ。

2.鎖や紐を使わない方法

上の方法は結構便利なんだけれど、僕の場合は懐中時計を持ち歩く事がある。
この場合、時計に付けた鎖を上記方法でベルト通しなどに吊しているから、鎖だらけになることもあり、こんな時は違うライターを使っていた。
ところが、このサイトをご覧頂いた方(Fさんとしましょう)から、このIFAを片手で扱ういい方法を教えて頂いたので、Fさんの了解を得てここに紹介します。  
着火方法:
  1. ヤスリ側を3本の指(人差し指、中指、薬指)で持ち、ヤスリの上に親指の腹を乗せる。(Fig.1)
  2. そのまま親指を真下に押し下げる。 そのとき人差し指から始まる3本指は、軽くスライドを助ける様にする。 すると、スライド部はそのままの位置で、本体は下に下がり、バーナーカバーが開くのでウィックが出て来る。(Fig.2) 
  3. ヤスリを親指で回して火を点ける。
Fig.1 Fig.2 Fig3 Fig.4
消火方法
  1. ライターの向きを変え、Fig.3の様に親指の爪をガイドの先端に掛け、そのまま下にスライドさせる。
  2. Fig.4のように、親指の爪をスライドの上端に引っかけて押し下げることも出来る。 この場合、先の方法のようにライターの向きを変える必要がない。