古代遺跡・・・・ではないね。
これは、ビルケナウ絶滅収容所にあるガス室跡。
このガス室で、中型都市の人口に匹敵するユダヤ人が抹殺された。

ガス室はドイツ軍が撤退する際、写真のように破壊されたため、この収容所ではその姿を見ることが出来ない。
 
この写真を見たとき、何故だかローマのコロッセウムを連想させられた。
しかし、コロッセウムには多少とも歴史のロマンを見いだせるが、このガス室跡にそのようなものを微塵も感じない。 感じるのはおぞましさ・・・・だけ。

おぞましさを覚えるからと言って、ドイツ人をどうこう思うと言うことは皆無だ。
それどころか、彼ら自身の負の遺産をしっかり受け入れ、次の世代に、世界の人達に伝えようとする努力に脱帽する。