麗しの球管ラジオ

 
古いシックなたたずまいの街並みを歩いていると、不思議と心が落ち着くものだ。
僕が初めてそんな体験をしたのは残念ながらこの国ではなく、高校時代、生まれて初めての一人旅となった欧州旅行でのことだった。 パリを出て、霧雨が降るベルンの旧市街に着いたのはもう真夜中だった。 街中には人影もなく、ひっそりと静まりかえったその街を一人とぼとぼねぐらを求めて歩いていたあの時。
刺激になるようないかなるものも影を潜めてしまい、それまで体験したこともないような心の落ち着きを感じていたあのひととき。 
 
 今日はもう遅いので、この続きはまた後日にしよう。