これまでの歩み


洲本市へのUターンから現在(JJ3GUW)

二級免許取得

 洲本市にUターンして数年は自作L型GPで21MHz、DPで50MHzをやっていたがそんなある日、東京時代のローカルで、福井にUターンした仲間から二級を取ったとの連絡が入った。 東京時代のローカルの殆どは二級か一級を持っている人たちだった。 ただ、彼らの多くは10W運用していたこともあり、僕も二級の必要性はあまり感じてはいなかった。
 彼が二級を取ったとのニュースに刺激されたのと、折角TS−940Sが有りながら使えないと言うこともあり二級取得を決意する。 早速、問題集とCW練習用テープを購入して久しぶりの勉強を始めた。
 
 勉強方法は、無線従事者協会の通信教育テキストを中古で入手し解説書と問題集を平行して勉強する。
CWの方は練習用テープを父親のカラオケ機器を使って再生して練習する。 これは回転数を連続的に変えられるので重宝した。 電話級(今の4級)免許しか持ってはいなかったが、貰い物の電鍵はあったので送信の練習(勿論電波は出さない)はしていたこともありモールス符号はすべて覚えている。 送信速度も30文字/min程度は問題なく出来たが、受信となるとそうは行かない。 相当低速から練習を始め、25文字、30文字と早くして行き二級練習用のテープ最高速をクリア出来るようになると、カラオケ機器の回転速度を上げて符号の打ち出しを早めて行く。 これで、75文字/min程度は問題なく取れるようになった。
 更に、受信書き取り中わざと鉛筆の芯を折り、鉛筆を持ち換える練習をしたりテレビを見ながらの受信練習をしたりと色んな状況を想定しながらの練習も取り入れた。
 お陰で1994年4月の国家試験を余裕を持って一発でクリア出来た。
TS-940Sの後継機としてFT-1000MP MarkVを導入し、長らく使用したが・・・・このリグの音がどうしても好きになれず、FTDX-101MPが発売されたのを機会に買い換えた。

家の建て替え、そして

 二級免許を取得した年、老朽化した実家の母屋の建て替えに取りかかる。
この時、ことはついでとタワーも一緒に建てることにする。 タワーは絶対クランクアップと考えていた僕は色々検討した結果、愛知タワーの24mタイプを選んだ。

 選んだ理由は色々あるが、最大の理由はプーリーの大きさと数、SUSワイヤーの太さ(2009年現在で建塔15年になるが一度もワイヤーの交換はしていない。)、それに安全対策、しかも2段目以降はすべてダブル掛けになっている。 クランクアップの方法もユニーク(タワー底部に取り付けられた大型プーリー×2個)で、社長さんがもともとエレベーターの設計をしていたと言うこともあり、エレベーターの昇降構造に似ている?。
 それに多数取り付けられた2種類のガイドローラーで、タワー各段のガタも殆ど無いことから強風下でのクランクダウンも心配ないと思う。(自動下降装置を標準装備してることと、使うとき以外は下ろしているので、強風下でのクランクダウンの経験はないが。)

 家の設計が幼なじみ、大工は弟、他の出入り業者は弟の友達ということもあり、家の設計段階で色々無理も聞いて貰えたのは幸いだった。
 例えば、家は重量鉄骨三階建てで地面はベタ基礎。
タワーの基礎はこのベタ基礎と一体化してしまった。 また、基礎工事も家の建設の中に取り込んでしまったので基礎工事代金は建設会社のサービスとなった。(何せ見積もりが出た後に急遽、このような要望を出して設計まで変えて貰ったので・・・・勿論、見積額に変更は無しで。)

アンテナ 

 我が家の土地は細長いので、隣の敷地に上空侵犯せずに使えるアンテナとなると3エレが限度となる。 使用しない時はブームを敷地の狭い方向にしておくことで4エレ程度なら何とかなるが、ローテーターでアンテナを回せばその間はどうしても上空侵犯になってしまう。
 そこで僕が選んだHFアンテナはキュービカルクワッド。
これなら2エレ程度ならどの方向に向けても上空侵犯の心配はない。
しかも、写真のように、クワッドにすると3階のベランダから手を伸ばした状態で給電部の調整が出来るし、ベランダの手すりに上がればスプレッダーのクロスマウントのネジにも手が届き、ベランダに居ながらにしてエレメント脱着からメンテまですべて安全に出来てしまうメリットがある。
 デメリットとしては、タワーをフルダウンする際、方向をベランダと平行の位置にして行わないとスプレッダーが家の屋根やベランダに当ってしまう。 それから、タワーがベランダに近く、2階のベランダがタワーを半分以上囲んだようになっているので防犯上のリスクがある。(お陰でタワーに登っても高いところに登っている恐怖感は皆無だけど) これはセンサーを下方に向けて設置して人が近づけば警報が鳴るようにすることで簡単に解決した。

キュービカルクワッド デルタループ マイクロバート シャックの様子
 
現在の設備

リグ
HF FTDX-101MP 
TS-520V TS-520S TS-820V(100W改) FT-101  ※一部未使用リグも含む
50MHz TS-690S  IC-551(未使用)
FT-690 MarkV 1階リビングルーム(アンテナ切り替え機でTS-690Sと切り替え)
144/430MHz FT-736
他にモービルに50/144/430トライバンドFM機(50W)、ハンディー機

アンテナ
HF 2エレメント キュービカルクワッド(14/21/28) 自作
HF(7MHz) マイクロバート 自作
50MHz シングルデルタループ 自作
144/430MHz X520M ダイヤモンド ローカルに貰った物

                                                       自作アンテナへ続く

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