エッジ張り替え作業編
以下、僕が行った作業を簡単に説明しますが、これはエッジ交換をお薦めするサイトではありません。
ご覧になった方が同じ作業をされて、万一失敗されても、一切の責任はご本人にありますのでご了承下さいね。
僕の場合、貰い物のスピーカーだったので気楽にやりましたが、高価なスピーカーなどでしたら・・・・どうなんだろう、でも、高価なスピーカーでこの作業を自分でやるって人はそう多くは無いかな。
クリーニング
エッジは見事に消えて無くなっているとは言え、実際にはエッジを挟むフレームや、コーン紙の裏にはしっかりエッジの切れ端やエッジを貼ってあった接着剤が残っているので、まずはこれを綺麗に除去しなければならない。
- サランネットを外す。
- 六角レンチでスピーカーユニットを外す。
- スピーカーコードを外す。
- マイナスドライバーを使って、アウターリング(化粧リング)を外す。
- エッジを挟んでいたパッキンを慎重に外す。接着剤でフレームに留めてあるので、無理に剥がすとパッキンを痛めるので、慎重にゆっくり剥がし、フレームに付いて剥がせないものはシンナーを綿棒に付けて濡らして柔らかくしてからマイナスドライバーでゆっくり削り落とす。
- 続いて、コーン紙裏に付着したエッジを剥がす。
- これは、先に書いたように綿棒にシンナーを付けて擦ると簡単に綺麗に落ちた。
セーム皮エッジの製作
さあ、いよいよセーム皮のエッジ製作だけど、エッジは山のようなカーブを描いているので、これをどうやって綺麗に形成するかって事と、寸法の問題もある。
そこで、たまたまHP検索で見かけた方法を参考にしてみた。
- 段ボール(A)を用意し、これにまずコーンの直径の丸穴を開ける。
- 切り抜いた段ボール(B 円形になってますね)は捨てないで。
- 同じ物をもう1セット作る。(A')と(B')になるかな。
- 15mm径程度の水道ホースを用意し、その直径分だけ(A)に開けた穴の外周を広げる。 このホースでセーム皮を整形するんですが・・・・・・・・
- 空けた穴の溝に沿わせて水道ホースを填め込む。
- ホースはうまく収まらないので、僕は太めの針金をホースに通して綺麗な円形に纏めました。
- ホースで出来た円の中に段ボール片(B)を填め込む。(中段写真)
- セーム皮を、この上に乗せる。
- その上から、セーム皮をサンドイッチするようにまず(B')を輪の中にしっかりはめ込み、(B')を押さえながら今度は(A')を填め込む。(最下段写真)
- 洗濯糊をエッジ部になるセーム皮(山のように盛り上がった部分)に吹きかける。 その後、乾燥させるんだけど、僕はいらちなので、ヘアードライヤーで一気に乾燥させた。 乾いて、セーム皮が硬化したのを確認後、慎重に段ボールを取り除く。
- 取り出したセーム皮のエッジ部分内側に、コーン紙に貼るための糊しろ(僕は1cmとったけど)を残して円形に切り抜く。 裁断はロータリーカッターでね。
- 次に、フレーム部分にあたる糊しろを残して同じように切り抜く。 寸法は各自のケースにより違うと思うけど、大きめに切り抜く方が後で調整が出来るので間違いありません。
|